今更ではありますが、ベアリング圧入を初めて正しい方法で行いました。
ややこしい言い方ですが、今まではベアリング圧入時には、ベアリングを叩き込んでいました。

ベアリングというよりベアリングレースですが、
それでも叩き込む方法は推奨されません。
バイクの整備を自分でやりだすと、SST(特殊工具)が必要になる事が多いです。
当然ベアリング圧入用の特殊工具もあります。資金に余裕があるのであれば問題ありませんが、
サンデーメカニックにとってSSTは頻繁に使う訳ではないのに、非常に高額です。

ベアリングの圧入は、SSTが無くてもできる
メンテナンスになります。

↑ベアリングの外し方は、こちらの記事をご覧ください。
必要な道具
SSTが必要無いのは、サンデーメカニックにとっては本当にありがたいものです。
SSTに必要な資金は、他のメンテナンスに回しましょう。
ずん切り
ベアリングの圧入を行うには、ずん切りが必要です。
かなりの力が必要なので、出来るだけ太目のずん切りを用意しましょう。

1mもあれば、ステム・スイングアーム用(長め)
ホイール・リンク用(短め)と作れますね。
座金
座金もずん切り同様、太目の座金があれば作業がしやすいです。
できれば座金にワッシャーのストッパーがある物が良いです。

ベアリングを絞めて行くと、座金が中心からずれて行きます。
このタイプの座金でしたら、ベアリングの中心からずれ難いですね。
ボルト
ボルトは特に注意点はありません。ずん切りに合うボルトであれば何でもいいです。

この材料は500円もあったらお釣りがくるよ。
材料が揃ったら、絞め込むだけ

叩き込むより、絞め込む方が精神的にも安心です。
この記事のまとめ
今まで叩き込んでいた私が言うのも何なんですが、
ベアリングやベアリングレースは叩き込むより絞め込んだ方が間違いなく良いです。
特にリンクベアリングなどはニードルタイプのベアリングなので、
叩き込むとニードルがバラバラになる可能性もあります。
必要なのは、ずん切り・座金・ボルトのみです。
メンテナンスの必要性を感じた皆さん。ベアリング交換チャレンジしてみてください。
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