以前ステムベアリングの点検をした時に、ベアリングには問題がありませんでしたが、
グリスが切れていました。グリスアップだけでも良かったのですが、交換しておきました。
走行距離6,000キロと低走行ですが、やはり30年前のバイクです。
同じ理由で愛車を信頼する為にも、GSX-R1100のスイングアームのベアリング交換を行いました。

この記事はベアリングの点検方法と
ベアリングの抜き方をまとめています。
スペーサー・ベアリングの点検
スペーサーとベアリングの点検についてですが、スイングアームを外す必要があります。

↑スイングアームの外し方をまとめています。
ここまでの作業をするなら、思い切って全て新しく交換しておきたいですよね。
スペーサーの点検
スペーサーベアリング・スペーサーレバ―共にベアリングの筋がクッキリ入っていました。

こんな状態なら、交換しておく方がいいですね。
ベアリングの点検
外したベアリングの状態がこちらです。
グリスはかろうじて残っていましたが、オイルシールが入ったベアリングです。
30年前のゴム関係になりますので、やはり交換しておくことにしました。

ノギスが悪いw
いつもなら代替品を探すのですが、今回は指定された純正ベアリングを選択します。
*1)23.5という特殊なサイズ・片側オイルシールのベアリングしか見つけられなかった。
*2)ベアリングの品番は後に記載したいと思います。
GSX-R1100に必要なベアリング・スペーサー
必要なベアリング数9つ
スイングアームピボット部:2つ
スイングアームリンク部:2つ
リンク部:4つ
リンクリアサス部:1つ
必要なスペーサー数
スイングアームスペーサー:2つ
スイングアームスペーサーレバー:1つ
リンク部スペーサーフロント:1つ
リンク部スペーサーレッド:1つ
リンク部スペーサーリア:1つ
ベアリングの抜き方
数回しか使えないという耐久性に不安があるレビューが多かったので、
信頼できるデイトナにしました。圧入された硬いベアリングも簡単に抜けました。
ベアリングプーラーの使い方は動画をご覧ください。

ベアリングの取り外しにはデイトナ
パイロットベアリングプーラーを使用しました。
ホイールベアリングにも使えるしね。
この記事のまとめ
ベアリングは不具合が出ていても分かり難い部品です。
またベアリングは全て圧入されているので、抜く時も大変ですし、
入れる時も圧入しなければいけません。
この事から、中々手が付けにくいメンテナンスの部類に入ると思います。
ベアリングの交換を行う時は、SSTの使用をお勧めします。圧倒的に作業が楽になりますよ。

↑ベアリング圧入の方法の記事はこちら。
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