私は今まで、2台のバイクをヤフーオークション(以後ヤフオク)で落札しております。
安月給の私がリターンライダーになれたのも、ヤフオクのおかげだと思っています。ヤフオク最大の魅力はその安さにあります。勿論デメリットも上げればキリが無い程あります。しかしデメリットを認識した上でも感じられるメリットが私にはありました。安さです。激安なんです。
私はヤフオクで2台のバイクを落札いたしましたが、一台目は大成功(INAZUMA400)
二代目は大失敗(GSX-R1100)を経験しております。
この記事でそのどちらも全てお伝えする事は難しいとは思いますが、
少ない予算でリターンしたい方の参考になれれば幸いでございます。

ヤフオクをお勧めしている訳ではありませんが、私と同じように
自由になるお金が少ない。でもバイクに乗りたい人に向けた記事です。
ヤフオク唯一のメリットとは?
バイクに照準を当てて見てみると、ヤフオクで得られる最大にして唯一のメリットは、
中古車市場の相場で見ると激安でバイクが手に入るという事であります。

言い換えると、他所では考えられない
激安価格でバイクを購入出来る。
【それ以外は全てデメリットである】
と私は考えます。
INAZUMA 400の相場
私は珍しいバイクが大好物でございます。
リターンするなら、街中でお目にかかれない(人とは被らない)バイクに乗りたい。
そこで目に止まったのが、SUZUKI INAZUMA400でございます。

人気車種だとカスタムしても、上には上が居ますからね。
2018年8月時点のINAZUMA 400の相場

ヨシムラ4本出しマフラーの躯体は全国で3台しかありません。
価格は平均すると40万円というところでしょうか?
ヤフオクで落札したINAZUMA 400の価格
↑この画像は、当時ヤフオクに掲載されていたINAZUMA 400です。

なんと19万円でした。激安ですよね?
しかも車検が約1年も残っていました。
ヤフオクなら相場の半額なんて当たり前!
むしろ高すぎる感があります。(笑)
GSX-R1100の相場
SUZUKI伝説のバイクGSX-R1100
GSX-R1100を語る時、初期型~マ型がやはり人気なのではないでしょうか?(勝手な想像です。)

Rというよりマに見えません?
反感買いそうだけど、リスペクトしてるので怒らないでね(笑)
ラストモンスターと呼ばれたこの躯体を選択した理由は僅か2年しか製造されなかったという点です。更にワンバルブ・ワンロッカーの油冷はこのモデルだけなんですよね。街中でもGSX-R1100のこのモデルだけ見たことがありません。(最近の話です。)垂涎でございます。
2019年8月時点のGSX-R1100の相場
私の落札したGSX-R1100は走行距離6,000キロでしたので、
それに近い車両で確認すると77万~90万でした。

更に細かく比較すると、
ヨシムラデュプレックスサイクロンが付いていますので、
相場は77万円とします。(勝手にw)
ヤフオクで落札したGSX-R1100の価格
↑この画像は納車直後に撮影したヤフオク落札のGSX-R1100です。

少しお高いですが、35万円でした。
車検も令和3年まで残っています。相場と比べると半額ですが、
後に苦しめられる事になった車両です。
ヤフオクでバイクを落札するデメリットとは?
バイクに照準を当てて見てみると、ヤフオクでバイクを落札するという事は、
安く落札できる(買える)以外の全てがデメリットです。

私は2台とも、現車確認せずに落札しました。
デメリットというよりリスクなのかもしれません。
出来る事なら現車確認を強くお勧めします。
ノークレームノーリターン
もしあなたが、ヤフオクでバイクを落札したとしましょう。
そのバイクが自分の望んだ状態では無かったとしても、ノークレームノーリターンです。

オイル漏れてるよ!どーなってんの?

は?知らんし
ノークレームノーリターンでしょ?

そんな事いうなら返品だ!

は?何言ってんの?
ノークレームノーリターンでしょ?
ってなります。
オイル漏れや、フレームの曲がり、エンジンの好調・不調、消耗品の状態、エンジンオイルの汚れ方などなど現車を確認するだけでリスクは回避できます。
出来る限り現車確認しましょう。(公道での試乗は控えた方が良いでしょう)

第一のデメリット!保証なし・返品不可
全ての落札物はノークレームノーリターンと考えて間違いありません。稀に返品に応じる出品者さんも居るらしいですが、
返品するなら落札するべきではありません。と思います。
整備状況が分からない
私の失敗例です。走行距離たった6,000キロの30年前のバイクを落札しました。
これは極上物のバイクだぞ!こんな状態のGSX-R手に入らんぞ!
そう思った私は現車確認せずに落札しました。
ハッキリ言って走行距離は全くあてになりません。
普段から整備されているかどうかが問題なのです。
6万キロで落札したINAZUMA 400は、全てのオイル交換(エンジン・ブレーキ・フォーク)を行うとサラッサラなオイルが出てきました。お礼の為、出品者さんにメールすると・・・

本日、全てのオイル交換を行いました。
すごい大切に乗られていたんですね。
ありがとうございます!私も一生乗れるよう
大切にしていきたいと思います。

早速オイル交換されたのですね。
伝え忘れましたが、全てのオイル交換は夏に行いました。
エンジンオイルは2,500~3,000キロ毎に行っています。
そうそう、プラグとチェーンとエアフィルターも夏に変えたばかりですので、暫くはそのままの状態で楽しんで貰えると思います。
という返信をいただきました。(前オーナーは男だけどねw)
GSX-Rの整備は、INAZUMAの真逆でした。それはそうです。6,000キロしか走ってないのですから、ほとんど乗られていなかったのでしょう。

第二のデメリット!整備面
こういった整備面は、自分の手元に来ないと
判断が付きにくいというリスクがあります。
消耗品の状態が分からない
INAZUMA 400は普段から乗られていたので、タイヤがツルツルでした。
整備はしっかりされている前オーナーなので、ブレーキパッドは新しかったですが、
ブレーキディスクは大分摩耗していました。
GSX-R 1100は
タイヤ溝9分、ディスクも錆は有るもののほぼ新品、勿論ブレーキパッドも新品同然でした。
しかし普段乗られていなかったので、全てのオイルは腐っていました。
その他エアフィルターや、プラグの交換時期なども確認しておいた方が良いかもしれません。

第三のデメリット!消耗品の状態
やはり現車確認がリスクを回避する手段だと思います。
足回り(タイヤ・ディスク・ブレーキパッド)
エンジンオイル(蓋を開けて小指を差し込む)
などの確認は必要かもしれません。
写真では判断できない部分が多い

第四のデメリット!綺麗に見えちゃった
写真では綺麗に見えるでしょ?
実物は悲しくなるくらいのガリ傷・錆・ボルトの固着など
洗車や研磨だけではどうしようもない汚れが多数あります。
リスク回避の為、やはり現車確認が大切ですね。
整備は自分でする他ない
これは一概に言えることではありませんが、ヤフオクで落札したバイクだと伝えると嫌がるバイク屋さんの方が多いはずです。それだけデメリット(リスクや問題)が多いと言えると思います。
私も困る度に、何度かバイク屋さんに頼ろうと思いましたが、
2度(それぞれ違うバイク屋さんで)断られています。

第五のデメリット!バイク屋さんには嫌がられる
タイヤ交換などで断られる事はありませんが、、、
でも自分で整備する事によって、愛車の状態を把握出来るメリットでもあります。(自分で弄ると楽しいよ!)
最悪、不動車になる覚悟も必要
一般の素人は100人居たら100人が、不動車を落札しようとは思わない筈です。
それでもトラブルが起きた時の事も考えて落札すべきです。

第六のデメリット!不動になってしまうリスクもある。
私の場合、全力で修理の方向に持って行きます。
この車体価格なら消耗品・整備費・修理代を掛けても
欲しい!という車両を落札してきました。
が!中には運悪く不動になってしまう事が有るかも知れません。そんな最悪な状況でも、パーツとして販売する事でダメージを和らげる事が出来るかも知れません。

万が一の不動の覚悟も必要なのがヤフオクです。
そうなってしまえば、マフラー、タンク、フロントフォーク、キャブ、エンジンなどを売ってダメージを軽減するほかありません。
この記事のまとめ
いかがでしたでしょうか?
私なりにヤフオクでバイクを落札するメリットとデメリットを纏めてみました。
デメリットについては、まだまだ気づいていない物も沢山あると思います。
これ以上は長くなるので省略いたしますが、
実際私は、現在進行形でGSX-R 1100には苦しめ続けられております。(笑)
それでも私はバイクを購入するならば、次回もヤフオクで落札することでしょう。
おまけ(納車?動画)

INAZUMA 400を納車した時の動画です。
ワクワク感と不安感が入り乱れておりました。(笑)

GSX-R 1100を納車した時の動画です。
2台目ということもあり、慣れてはいますが、
やはりワクワク感と不安感が入り乱れております。(笑)
以上。長文失礼いたしました。
コメント